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デザインするということ

2009.09.29 #Note.

こんにちは、ディレクター西山です。
皆さんはWebサイトのデザインについて、どのようにお考えでしょうか。

「キレイなデザインが良い」
「整理されたデザインが良い」
「機能的なデザインが良い」

弊社がクライアントからいただくご要望もこのような形が多いです。

一方、ワタシがWebデザインに求めるものは、ちょっと違っています。
例えば非常に細かいことですが、「この色遣いにはどんな意味があるのか」「このレイアウトにはどんな目的があるのか」「このデザインで何をしたいのか」などなど。

いわゆるデザイン面からの要望だけでなく、その意味や目的を強く求めます。
少なくとも弊社の成果物に於いて「見た目のキレイさ」だけで終わることはありません。
逆に多少雑でも「グッと来た」瞬間に採用というケースもあります。

誰に対しても「このデザイン、どうよ」的な姿勢では、そのデザインの意味や目的は伝わりません。
例えそれがどんなにステキなデザインであったとしても、「キレイである」以外が伝わってこない。
美術品や絵画のように、それを自らに落とし込んで感銘を受けるものではないはずです。
もちろんキレイであることが大前提にはなりますが、Webデザインでは「それで何が出来るのか」が本来の目的であると考えています。

はっきり言ってしまうと、ワタシが作業をお願いするデザイナーである限り、
その「キレイさ」については疑う余地がありません。
下手なものは持ってこない。そう断言出来ます。

弊社ではこのようなデザインに対する考えのもと、試行錯誤を繰り返します。
簡単におざなりにこんなもんでしょ的に出すことはあり得ないのです。

Webサイト構築をご依頼いただく場合に多いのが、「まずデザインを見てみたい」というご希望です。
ヒアリングが終了し、企画構成・予算が決まり、ご契約が済んでからデザイン作業が始まることを伝えると「それでは何が出来上がるか解らないので契約できない」と言われるケースも多々ありました。
また、「デザイン制作にそんなに高い費用がかかるの?ちゃちゃっとデザインしてよ、簡単で良いから安くね」と言われるケースもありました。

前述のとおり、弊社では「その場限りでなんとかこなすデザイン」が外に出ることはありません。
そのため「まずはデザイン作業から」とか「時間・費用を掛けずにちゃちゃっとデザインを」とかが出来ないのです。
手をつけるからにはワタシもデザイナーも必死になるのです。片手間なんぞでは絶対に無理です。
(ちなみにコレ、企画提案・見積もり作業についても同様ですね)

ジャクスタポジションは情報をデザインしています。
我々がWebサイトを通してユーザーに伝えるべき情報が無い状態では、デザイン作業は出来ないのです。

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