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企業のWeb担当者のおよそ8割がWeb制作会社に要望があると回答!どんなことを求めている?

2023.11.07 #Press Release.

企業がWeb制作会社との関係で課題と考えていることとは?

こんにちは、ジャクスタポジション 西山です。

多くの企業では自社のWebサイト(コーポレートサイトやECサイト、採用、サービスなど)を運用しており、弊社のような専門のWeb制作会社に依頼している企業も少なくないと思います。

一般的に、Web制作会社の業務は、Webサイトの設計から開発、運用、保守などを行っていますが、具体的な業務内容はさまざまです。
Webサイトの制作だけでなく、依頼を受けた企業のマーケティングやブランディングに関する提案を行っているWeb制作会社も珍しくはありません。

では、実際に企業とWeb制作会社との間にはどのような関わりがあるのでしょうか?
上手な付き合い方ができている企業ではどのようなことを重視しているのか、一方、できていない企業はどのような点に不満を感じているのか。

そこでこの度、業務でWeb制作会社と関わる企業のWeb担当者を対象に、「Web制作会社との関係性」に関する調査を実施しました。
こちらの記事では、その調査結果をご紹介いたします。

調査結果

Web制作会社と良い関係性を築くには「信頼」「話し合い」「相談」といったことが重要!

はじめに、制作会社とは上手に付き合えているかをうかがいました。

「制作会社とは上手な付き合いができていると思いますか?」と質問したところ、『ややそう思う(57.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『とてもそう思う(31.0%)』『あまりそうは思わない(10.8%)』『まったくそうは思わない(1.2%)』と続きました。

およそ9割の方が、制作会社と上手く付き合えていると回答しました。
では、上手な付き合いをするためにはどのようなことが必要なのかうかがってみましょう。

「上手な付き合いをするために必要だと思うものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『信頼できる制作会社を選ぶ(47.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『担当者だけでなく、自社側として社内の意見を一致させる(46.0%)』『制作会社と事業パートナーとして付き合う(信頼し、相談し合える関係性)(35.7%)』『話し合いを重ねる(こちらの要望を的確に伝える)(35.5%)』と続きました。

Web制作会社とは信頼関係が大切だと考える方が多いことがわかります。
また、自社内を含め、相談や話し合いでコミュニケーションを取ることが、上手な付き合いをするポイントのようです。

上手く付き合えていない原因は?自社とWeb制作会社、どちらにある?

ここまでの調査で、Web制作会社と上手く付き合うには信頼関係が重要であることがわかりました。

一方、上手に付き合えていないと回答した方にその原因をうかがいました。

「上手く付き合えていない原因は、自社/制作会社のどちら側にあると思いますか?」と質問したところ、『どちらとも言えない(どちらにも原因がある)(48.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『どちらかと言えば自社(28.3%)』『自社(10.0%)』『どちらかと言えば制作会社(8.3%)』『制作会社(5.0%)』と続きました。

制作会社と上手く付き合えていないと回答した方のうち、「どちらとも言えない(どちらにも原因がある)」を含めると86.7%の方が自社にも何らかの原因があると考えているようです。

そう考えるにはどのような理由があるのでしょうか。

制作会社と上手に付き合えていない理由が、自社にも制作会社にもある理由とは?

  • 納期について急な変更があり、お互いのワークバランスを考えた付き合いができていない(20代/男性/北海道)
  • コミュニケーションの齟齬はどちらにもあるから(30代/男性/東京都)
  • なかなかいい提案も受けられないしこちらも課題を見つけられないから(40代/男性/埼玉県)
  • 仕様を詰めきれておらず後からの仕様変更でモメる事が多いが、双方に言い分があり纏めきれない(40代/男性/兵庫県)

これらの回答が寄せられました。

他にも、伝えたいことの意図やニュアンスが伝わっていないという回答もありました。
コミュニケーションが十分でないことにより、制作会社との間に意識のズレが生まれていると感じている方が多いようです。

Web制作会社との関係でネックとなるものとは?それが原因でトラブルも起きている?

ここまでの調査で、制作会社と上手く付き合えていない原因は双方にあると考える方が多いことがわかりました。

では、制作会社との関係でどのような部分がネックになっているのでしょうか。

「制作会社との関係においてネックになっている点はありますか?(複数選択可)」と質問したところ、『こちらからの指示(依頼)がないと動いてくれない(33.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『こちらの現状や課題について理解してくれない(25.7%)』『修正や改善の提案がない(24.8%)』『マーケティングやブランディングに関する提案がない(23.9%)』『担当者と円滑なコミュニケーションがとれない(18.4%)』と続きました。

制作会社が積極的に動いてくれないことや、自社に寄り添った提案が無いことがネックであるといったコミュニケーションコストの高さに課題感を持っている方が多いようです。

さらに「これまでに制作会社と何らかのトラブルはありましたか?」と質問したところ、『たまにある(44.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『ほとんどない(33.1%)』『よくある(14.3%)』『まったくない(8.0%)』と続きました。

先ほどの結果では9割が上手く付き合えていると回答した反面、およそ6割の方が、制作会社とトラブルになったことがあると回答しました。
具体的にはどのようなトラブルがあったのでしょうか。

制作会社との間に起きたトラブルとは?

  • 情報交換が上手くいかず、業務にズレが生じた(30代/男性/福岡県)
  • 窓口の担当者は仕様を正しく理解しているが、現場の担当者が理解しておらず、仕様とは異なるものが出来上がった(40代/男性/山形県)
  • 言葉の解釈の違いなどで、こちらが思っている通りの作りになっていなかった(40代/男性/東京都)
  • こちらの意図が読み取られておらず、出来上がったサイトがこちらのイメージと違ったり修正に追加費用が発生した(40代/男性/東京都)

これらの回答が寄せられました。

納品物が希望したものと異なっていたというトラブルが多いことがわかります。
Webサイトの制作過程において、発注者となる企業と受注者となるWebサイト制作会社の間で、課題や仕様に関するしっかりとした情報共有ができていることが、良い関係性を築き、満足度の高いWebサイト制作をするために重要であることがわかります。

これからの時代、Web制作会社に求められることとは?

先ほどの結果から、上手な付き合い方ができていると考える企業が多い反面、全体のおよそ6割の方が、制作会社とのトラブルを経験していたことがわかりました。

そこで、現在付き合っている制作会社に対して何か要望があるかうかがいました。

「現在付き合いのある制作会社に対して、“今後はこのようにして欲しい”といった要望はありますか?」と質問したところ、『ややある(57.5%)』と回答した方が最も多く、『とてもある(19.3%)』とあわせて、およそ8割の方が制作会社に要望があると回答しています。

では、具体的にどのような要望があるのかうかがってみました。

「具体的にどのようなことを求めますか?(上位2つまで選択可)」と質問したところ、『相談に親身にのってくれる(37.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『こちらの現状や課題を正しく理解し、ナビゲートしてくれる(36.6%)』『マーケティングやブランディングに関しても積極的に提案してくれる(33.0%)』『相互理解をゴールとした積極的なコミュニケーションをとってくれる(28.3%)』と続きました。

より高度な技術の習得や最新のトレンドといった情報よりも、能動的なコミュニケーションや積極的な提案などが求められている様子がうかがえる結果となりました。

最後に、制作会社の対応に感謝したエピソードを聞いてみました。

実際に制作会社から受けた対応で、嬉しかったことや感謝したことがあれば教えてください

  • 同業他社のサイトを数例挙げながら、自社で改善すべき点やまた他社より良い点などを具体的に教えてくれ、大変参考になりました。(50代/女性/兵庫県)
  • 自社の枠組みを超えた提案・アドバイスをしてもらえた(30代/男性/広島県)
  • こちらで切羽詰まって思い悩んでいるときにとても良い提案を差し出していただけました。涙が出るほど嬉しかった記憶があります(50代/男性/埼玉県)

これらの回答からも能動的なコミュニケーションや積極的な提案などが喜ばれる要素であることがうかがえます。

まとめ:Web制作会社からの積極的な提案を要望するクライアントが多数!

今回の調査で、Web制作会社との付き合い方に関する実態が明らかになりました。
およそ9割の企業のWeb担当者が、制作会社と上手く付き合えていると回答したものの、過去トラブルになった経験や、現在付き合いのある制作会社に対する要望も多い結果となりました。

多くの企業のWeb担当者からは、受け身ではなく主体的に提案や意見をくれるような制作会社が求められているようで、そういった行動が信頼に繋がる様子もうかがえますが、上手くいっていない方の回答を見ると、制作会社にすべての責任があるわけではなく、良い関係性を築き、満足できるWebサイトを制作するためにも、依頼する側の企業内でも意思・要望などを取りまとめ、Webサイトの方向性などをしっかりと示していく必要があるようです。

一方、Web制作会社にとっては、AIによるクリエイティブ制作の自動化、ノーコード・ローコードツールによるウェブサイト構築のコスト減を実現できる時代を迎え、「ウェブサイトを構築すること」や「幅広くより高度な専門スキル」だけではなく、依頼する企業側との円滑なコミュニケーションはもちろん、その要望を汲み取った、幅広い知識での提案を求められていると考えられます。

現状に満足せず、より一層課題解決の助力となるよう努めるべきだといえるでしょう。

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調査概要

調査概要 「Web制作会社との関係性」に関する調査
調査期間 2023年9月27日(水)~2023年9月28日(木)
調査方法 インターネット調査
調査人数 1,002人
調査対象 調査回答時に 業務でWeb制作会社と関わる担当者 と回答したモニター
モニター提供元 ゼネラルリサーチ
プレスリリース配信(PR TIMES) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000125180.html

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